ishigaki-Boad
開発素材からの
自社製品開発・OEM
サイクラフトでは、石垣島で廃棄される漁業廃棄物のアップサイクルをはじめ、
サトウキビの搾りカス(バガス)やパイナップル残渣からの複合素材の研究、
土に戻せる生分解性プラスチック(PLA)等を研究し、製品化に努めています。
サイクラフトの工房にて溶解・型成、日用品やお土産にして販売しています。
世界初&石垣島発!
廃棄漁具を利用したサングラス
「Maguuro」誕生
◾️鯖江で最終加工のハイエンドモデル
マグロテグスに焦点を充て、ハイエンドモデルのサングラスが出来上がりました。八重山漁協の協力が不可欠でありましたが、大量に出る廃棄釣糸をまずはペレット化し、それをメガネの世界的ブランドでもある福井県鯖江市で最終加工しています。
使用したマグロテグスペレットは品質の評判がよく、再生ペレットは通常、製品に5%ほどしか混ぜれないところ、今回のサングラスには60%もの廃棄マグロテグスが使われています。グラス部分は残念ながら再生樹脂ではありませんが、偏向レンズ、調光レンズとなっており、海に携わる方にも快適にお使いいただけるハイエンドモデルとなっています。
マグロテグスから出来たフレーム部分は、ナイロンの特性からしなやかで、折れにくく、踏んでも壊れにくい構造になっています。
そしてかけてみてびっくり!とても軽くてかけていることも忘れるほど。耳も痛くなりにくく、フリーサイズながら女性から男性まで全ての方にお使いいただけます。付属のメガネケースと、メガネ拭きもペットボトルから作られており、ほぼ全てがアップサイクルで出来ています。
ご購入は、サイクラフトネットショップほか、石垣市内の一部宿泊施設、土産店にて可能となっております。
石垣ボード基準サイズ1910㎜×910mm
使用例1
石垣ボードから生まれた製品
石垣ボードは、切ったり穴を開けたり、釘を打ったりネジを締めたりと、
木材のように加工することが可能です。
厚手材でフロア材などの建築材やタイルなどの代わりはもちろん、
オブジェや家具、薄手材で小物や雑貨制作にも最適です。
使用例2
現場で役立つ石垣ボード
石垣ボードは繊維が絡みあった構造で出来ているので大変強靭、耐水性があり、水分膨張等も一切せず、紫外線に強いので腐食しません。
その上、板の中に適度な空隙があることで柔軟性とクッション性に富み、路面に馴染むので、
工事現場やぬかるみ等の過酷な現場での仕様にも期待がもたれています。
サイクラフトでは、石垣島に駐屯する自衛隊にも協力を仰ぎ、自衛隊の廃棄Tシャツから作った
石垣ボードを現場で利用いただいて、実証実験も進めています。
知ってほしい!
繊維リサイクルの現状
家庭から排出される古着、古布など繊維系廃棄物は年間200万トン以上ですが、リサイクル用途はウエス(機械拭きの雑巾)、輸出向け古着、反毛(綿に戻して再利用)等と非常に限られており、リサイクル率はわずか10%程度にとどまっています。
近年は、環境意識の高まりにより、回収組織の構築や繊維アップサイクルを推進するための行政回収の開始等の動きも出ていきていますが、この動きをさらに発展させていくために、石垣ボードのような新たな用途開発が必要とされています。
皆様におかれましても、繊維アップサイクルに関心を寄せていただければ幸いです。




